□実は別のサービスから生まれたこのプロジェクト!
以前、NPO法人とちぎユースサポーターズネットワークさん主催のアイデアプランコンテスト”iDEA▶NEXT”にて発表した高校生が会社訪問するサービス「オープンカンパニー」。
高校生の成長する機会にするつもりでしたが、思ったほどの成果は出ず。「どうしようか」思案していたところ1つ気付きました。「高校生のことを知らなさすぎる」そこで、第一学院高等学校宇都宮キャンパスのキャンパス長に直接相談し、しばらくの間授業を見学することにしました。そこで生徒と触れ合って気付いたのが
彼らは自分の意見を持っていない。
もしくは持っていても、それを発信することができない。
ということでした。
□ミッション:高校生の意見を引き出せ!
この気付きを得られたおかげで、プログラムの作り方も変わってきました。その後今回の実施に向けて、一度プレでワークショップをしたのですが、実はそれも手ごたえがなく。それは「高校生の意見を引き出す」ためのプログラムの作り込みがまだまだ足りなかったせいでした。先生方からもアドバイスをいただきながら、熱い大学生メンバーと3か月間作り込んだのち、挑んだのが今回の10月20日の本番でした。
□宇大生が先生に! お兄さん、お姉さんが相手だから生徒は気楽に意見を出せる
ワークショップのテーマは「世界の問題を知ろう」。社会課題(貧困、食料廃棄などなど)を取り上げたアニメーション動画や教育系動画などを見たのち、グループ対抗でクイズに答えます。クイズにもレベルを設けました。簡単な知識を問う選択式クイズ、お互いに意見交換する必要のあるクイズ、自分で考えて発信する必要のある思考型クイズと、これを後半になるにつれて難しくすることで、生徒も自然と意見を出す環境づくりをしました。
大切なのは、先生が宇都宮大学に通う大学生であること。彼らとそう年も離れていないため、兄弟・姉妹のように心を許し、関わることができます。グループ毎にファシリテーションも入ります。一人一人しっかり見ながら、意見を出せない子がいると目線を合わせて笑顔で声をかけます。ワークショップ終了後には話しかけてくれる生徒も大勢いました。
□「いつも意見を出さない子も、話していて驚きました」
終わってみて思ったことは、彼らは「意見がない」のではなく考える癖がついていないだけ。
一人一人、自分なりに感じ、考え、伝える力は確実に備わっている、ということでした。
課題も見つかりましたが、一定の成果は出せたのではないかと思います。下に先生や生徒の感想を載せます。もし興味のある高校関係者のみなさま、いらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
<先生より>
・普段意見を出さない子も、発言していて、驚きました。
・スライドで文字を見せながらやっていたので、生徒の理解にギャップが生まれず良かった。
・1つ1つの動画は強い訴えかけがあり、生徒にも感じることがいっぱいあったように思う。
・もっともっと大学生スタッフがフレンドリーになっても良かったと思う。
<生徒より>
・日本は他国に比べて裕福な暮らしをしているのだと実感した
・知っているのと知らないのとでは違うのだと思う
・全体的にすごく勉強になった。これから食べるものを選ぶときに気をつけたい
・もっと「食」について勉強したい
<生徒のアンケート結果>4段階評価
①楽しかったか→90%の生徒が「3」以上を選択。
②勉強になったか→全ての生徒が「3」以上を選択。52%の生徒が「4」を選択。
③普段と比べて、意見を出せたか→90%の生徒が「いつもより出せた」以上を選択。
④またワークショップに参加したいか→19/21名が「はい」を選択。
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Keva Fennelly (土曜日, 04 2月 2017 04:57)
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